InDesign……使った事無いです
専門学校を卒業し、初めて就職した印刷会社。
入って間もなく上司と二人だで深夜残業するハメに。
「丁度いい機会だから、戸締まりの仕方を覚えてもらおうかな」
と、最終退出者が行なう会社の施錠について説明を受けました。
「入社してまだ数日の新人なんですが……」なんて言える訳も無くw
しっかり説明を受けました。
しかし直に役立つ事になろうとは……まぁそう言う業界って事ですね。
そんな上司ですが、時々ふと見ると“新聞の求人欄”をジッと見てましたw
私の視線に気付いた時の上司の一言。
「いやぁ~、つい見てしまうよね(w)」
素敵な笑顔でそう言われました。
新入社員の前で、転職する気満々っておいっ!ww
と、当時は今と違い、まだアナログ全盛の時代。
デザイナーの転職も実績がモノをいいました。
勿論、それについては昔と変わらないんですが、
今は、デザインに使用するアプリの使用経験も必須事項。
私も当時の上司と同様、今でも安定した職を求めて
ネットなどで求人とか見たりします。
勿論、私の場合は睡眠障害を抱えてる関係もあり、
担当医師から“在宅勤務”が前提条件ですが。
私の場合、更にちょっと特殊でして……
チラシやパンフなど“薄物”をデザインしてたのはアナログ全盛の頃で、
Macをデザインで使いはじめたのは“印刷紙器”のメーカーに転職してから。
なので所謂ページレイアウト、面付け機能のついたアプリって
ぶっちゃけ使った事がありません。
昔だと「QuarkXPress」とか「PageMaker」ですね。
今だと「InDesign」になるのかな?
Mac導入当初、そういうソフトをどうするかって話がありましたが、
パッケージの場合はそんなもの必要無いと言う事で、結局導入しませんでした。
基本、パッケージに使用される厚紙は枚葉で、ロール紙(輪転)では無いですし、
展開図も大きくなるので、1枚から複数個取る事もそうはありません。
小さな箱とか形状等によっては複数個取る場合もありますが、
基本フィルムは1個単体で出力し、刷版で割り付けるか、
2個付け程度のフィルムを出すかでしたので、
そう言う場合は、製版に任せるか自分で設計から面付け図を受け取り、
イラレ上で作ってしまいました。
取説などのページモノも制作はしてましたが、
仕上がり寸法がA6とかB5とかの小さいもので、
ページもせいぜい8~16ページ程度のもの。
“薄物”の業界にいた事もあり、印刷を担当する会社さんから
天袋か地袋かを聞きさえすれば、束(つか)見本を自分で折って、
台割とかも作ってしまいます。
先に書いた通り、会社自体そういうアプリを導入してない事もあり、
面付けも全てイラレ上で完結させ、フィルム出力してました。
まだその当時は、ダイレクト印刷やダイレクト刷版は、
それ程普及しては居なかったですしね。
で、先日たまたま「グラフィックデザイナー」募集で、
且つ「在宅勤務OK」って求人があったんですが、
使用アプリが「illustrator」と「InDesign」の2つ。
電話で問い合わせてみましたが、
ページモノも数多く扱っている会社さんの様で、
やはり「InDesign」は必須との事でした。
今、結構WEBデザイナーの需要はある様ですが、
私はWEBデザイン出来ませんし、必要なアプリも揃ってません。
たまにこの様なデザインの求人があっても、
「InDesign」の経験が必須だったり「在宅不可」だったり。
……なかなか厳しいです。